1974-03-07 第72回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
たとえば今日においても、最近の数字で申しますと、四十八年の上期——まだ下期は出ておりませんので、上期で申しますと、硫安肥料メーカー十八社のうち十社がなお無配を続けている。こういうような状態でございまして、通産省のほうとしましても、こういったものに対して、いかように今後のメーカーがあるべきかということにつきまして苦心してまいったわけでございます。
たとえば今日においても、最近の数字で申しますと、四十八年の上期——まだ下期は出ておりませんので、上期で申しますと、硫安肥料メーカー十八社のうち十社がなお無配を続けている。こういうような状態でございまして、通産省のほうとしましても、こういったものに対して、いかように今後のメーカーがあるべきかということにつきまして苦心してまいったわけでございます。
しかしドイツからペテルゼン法というのを導入して、それから亜硫酸ガスを取り出して硫酸に変えて硫安肥料にする、そういうことで、それができてから煙害というものはぴしっととまりまして、あと問題になっていません。 そこで、そういうことを考えますと、現在の技術、学問をもってして、本気で取り組めば、私は簡単にできる問題じゃないかと思います。こういうことをちゃんとやっていく。
したがいまして、硫安会社自身といたしましては、おそらく相当大きな設備投資の計画を持っておられるわけでありまして、そのうちでこういうような、たとえば硫安肥料の多角化計画なり高度化成肥料をこういう計画でつくる、それに対して四割の融資をするということで、具体的な工場の計画に基づく融資の申請がありまして、それに基づいてわれわれは金を貸すわけであります。
これは、一楽さん十分御承知のように、当時二法案ができましたときには、輸出されるア系肥料と国内肥料との間にあまりにも差額があり過ぎるので、そこでできるだけ硫安肥料を安くしたいというところから、私どもはいわゆるバルクライン方式をとりまして肥料の生産を合理化していこうというところから、御承知のようなバルクライン方式をとったわけですが、今日ではかなりメーカーも合理化されてまいりましたので、今日の段階では、国際的
肥料に関しましては、御承知の通り、少しおくれて恐縮でありますが、硫安肥料等につきましては、徹底的合理化というものを要求して、通産省と協力のもとに、今まで長い間合理化する合理化するといっていつまでたってもきまらぬで、少々僕もごうをにやすというか、少し耐えられなくなりましてある要求を出し、これは相当の合理化法案を一定限られた年限において示し、そうして年々の価格の下落というものを端的に示していきたいと思って
しかし、農業団体が設けることも、施設の関係においてなかなか急に参りませんし、むしろ、今日においては、三肥料、硫安肥料、燐酸肥料、カリ肥料等において、できるだけ生産コストを低くし、生産を合理化して、安い肥料を供給させるように、目下硫安については農林省からある案を示しつつこの方向に向かっております。
私どもも御指摘のような方向には進みたいと思っておりまして、硫安肥料のごときは、――さっきちょっと上げているというようなお話でありましたが、むしろ、これこそは、農林省としては、例の肥料二法案というものがありますが、それなんかも合理化して、値を下げさしていくことについて今日までずっと措置を続けて参りまして、毎年々々硫安肥料を下げてきております。
○国務大臣(南條徳男君) 硫安肥料の問題につきまして、ただいまの御指摘はもっともなもので、農林省といたしましては、一日も早く価格審議会を開きまして、その価格を決定したいという方針に変わりはないのでございます。
あるいは問題であります硫安肥料等も、これは六十何億といういわゆる輸出赤字と称するものを輸出会社に積み上げておいて、そうしてこれはメーカーの方に影響はないのだ——あるいはこれを農民に転嫁するような方法で解決しようとするのか、あるいは合理化の方向においてどういうようなお考えを持っておられるのか、こういった関係を一つ具体的に伺いたいと思います。
○櫻井委員 そこで、私どもの考えておることを実際に実行に移しておられる、こういうことで喜びにたえないわけでありますが、最後の、他地区からのガスを持ってくるということ、これはやはりガスを原料として今日は硫安、肥料、こういうものを作って、この肥料が国際市場において相当外国の肥料と競争しておる、こういう状況でございますので、原料のコストが高くなるということは業者にとっては耐えられないことだと思うのです。
これはかつて、先ほども言ったように硫安肥料を台湾や南方に捨て値で売って赤字をせり出した、その赤字を零細なる日本農民にぶっかけたときがある。
この前のときは、たしか非常に問題になりまして、どうも資金計画も通り、金を出さないで、どうも財政投融資が思うようにいかないで、われわれはここで数日にわたって資金を早目に出して、合理化して硫安肥料を安くしろと、こう言って騒いだ覚えがあるのですが、それができ上ったかでき上らないうちに、また同じことを繰り返していくような計画は、私はむだじゃないかと思う。
また硫安肥料工業合理化計画の概要というものの最後の格工場別の工事面を見ますと、廃ガスその他を使ってコストの一番安いものをやるのは大体九工場で、原油によるガス源転換がほとんど大部分であって十一工場です。こういうことになっております。ところが、私はしろうとでよくわからぬので専門家に聞いてみますと、硫安を安くする一番根本はその原料である水素をいかにして安いのをとるかということである。
日本の国においてすら、尿素が新しい肥料として——これは御指摘のように、無硫酸根の肥料だから、石灰窒素とか、その他の高い肥料、あるいは硫酸糸の硫安肥料に代替させると盛んに宣伝しておりますけれども、なかなかついてきてくれない。
幸いにしてことしになりまして台湾との問題もだいぶ誤解が解けまして、硫安肥料は全部中国向けの輸出をしても差しつかえないということになったそうでして、御同慶の至りですが、先方は三十万トンはおろか、五十万トンでも六十万トンでも買うと言っておるわけで、硫安工業にはそのために不景気がなくなった。
次に硫安肥料の問題でありますが、硫安肥料の輸出会社に対して国内消費量の一割をここで備蓄しておくという問題。これが最近、よけいなものを備蓄することによって、金融的にもあるいはコスト的にも非常に不利になる、こういう説が非常に高まってきて、備蓄の問題がくずれそうになってきておる。
御案内のように今までいろいろ硫安肥料等に問題がございまして、農林省のほうと御折衝になり努力されましたが、なお工藤会長は第十五回のときにも、いろいろ会長として、中立側などと御懇談などなされまして、なお今日に至っております。
本来この法案は、臨時硫安需給安定法という名前のごとく、硫安肥料及び硫安系窒素肥料の安定を策したところの立法であつたのであります。(「選挙演説みたいじやないか」と呼ぶ者あり)これを衆議院において肥料という名前で以て修正して参つたのであります。併し、その肥料は、名前だけであつて内容の乏しかつたことは、江田委員の指摘する通りであります。
な考え方だと思うのでありますが、一方におきまして、その他の例えば輸入に待ちますところの加里にいたしましても、過燐酸原料にいたしましても、日本のドルの手持、その他貿易関係からいたしまして、単なる硫安だけでなく、その他の肥料に対しても国家が面接乃至間接に一つの指示政策をやらなければならないような事情が出つつあるのではないか、こういう今の情勢に鑑みまして、この肥料はその他の燐酸肥料、加里肥料に至るまで硫安肥料審議会
それでは東洋高圧における生産状況がどうかといえば、これは硫安、肥料用尿素、これがほとんど大部分でありまして、そのほかにはメタノール・ホルマリンが若干収入としてあげられているだけであつて、会社の損益計算の因子としては非常に弱い。とるに足らないものである。昭和電工の場合はどうかといえば、硫安、石灰窒素、アルミニウム、人造黒鉛、電源、こういつたものが生産の内容であつて、とるに足らないものである。